エターナルタイムが湘南Sを勝利だ!重賞戦線へ駆け上がる逸材【湘南S2023】

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現在マイル路線ではセリフォスやシュネルマイスターなどが有力ですが
絶対的な王者と言える存在はまだいません。

そうした中、マイル界に待望の大物が誕生しそうです。

湘南Sに出走するエターナルタイムが重賞級だと話題になっています。

マイルで花開いた良血エターナルタイム

マイルで花開いた良血

エターナルタイムは2019年4月7日にノーザンファームで生まれました。

父ロードカナロア、母マジックタイム、母父ハーツクライという血統です。

父ロードカナロア、母父ハーツクライという配合は
京成杯オータムハンデキャップを制したトロワゼトワルや
マイラーズカップなどを制したケイデンスコールなどがおり
マイルの舞台で力を発揮する馬が出てくる組み合わせになっています。

また、母のマジックタイムも現役時代に芝1600mのダービー卿チャレンジトロフィーを制しており
生粋のマイル血統とも言える存在です。

そんな母から生まれたエターナルタイムは1歳になると
サンデーサラブレッドクラブで総額4000万円、一口100万円で募集にかけられます。

当時は合計40口の枠に90口の出資申し込みが集まる人気の馬でした。

そんなエターナルタイムは、2歳となった2021年9月に中川公成厩舎に入厩し調整が進められます。

そして翌年の2022年2月5日に芝1800mでデビューをしましたが
そこではジワジワと外から伸びるも残念ながら3着に敗れてしまいます。

この時はパドックで尻っぱねをしたり、
ゲートを嫌がるなどかなり若さを見せており、精神面での成長が必要な状況でした。

それでも続く4月30日の未勝利戦では、外からしっかりと伸び快勝します。

さらに8月の1勝クラスでは2着となるものの、
10月の1勝クラス、翌年2023年2月の2勝クラスと連勝し3勝クラスまであがりました。

これまで5戦3勝、2着1回、3着1回という成績を残してきたエターナルタイムですが、
敗れたのはいずれも芝1800m戦でした。

芝1600m戦だけで見れば、3戦3勝でパーフェクトな成績となっているのです。

精神面もかなり成長をしてきており、2勝クラスで勝った際には
鞍上のルメール騎手も「強いの一言です」と語っており、そのポテンシャルを高く評価しました。

そんな生粋のマイラーとも言えるエターナルタイムは今度3勝クラスの湘南ステークスに挑みます。

ここは得意な芝1600mのレースで、
もし勝てば一気に3連勝でオープン入りを果たすこととなります。

そうなれば6月の安田記念にも間に合うこととなり、
そこで一気の主役交代を成し遂げるかもしれません。

これまで騎乗してきた騎手もルメール騎手、戸崎騎手、クリスチャン・デムーロ騎手の3名で
その点からもノーザンファームがこの馬に期待していることが分かります。

4月27日の追い切りでは、美浦のウッドコースで5ハロンとラスト1ハロンで一番時計を出しており
調子もかなりよさそうです。

また、母が5歳になってから初めて重賞を制したように、
母系は成長力が期待できる血統でもあります。

エターナルタイムはまだ4歳のため、今後さらに成長が期待できます。

まずは3勝をしっかりと勝利し、オープンクラスで頂点を目指す戦いをしてもらいたいと思います。

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