【ダービー2023】グリューネグリーンが大駆けだ。亡き兄に誓うダービーでのG1制覇

日本ダービー(2023年5月28日、東京芝2400メートル)に挑むグリューネグリーン(美浦・相沢郁厩舎、牡3)は、先行力と持続力を併せ持つ。
鞍上には皐月賞に引き続き石川裕紀人騎手を迎え、大一番に向けての調整が順調に進められている。
グリューネグリーンは父ラブリーデイ、母レディーダービー、母の父スペシャルウィークという血統。
1999年のオークス優勝馬ウメノファイバーを祖母に持ち、2013年のオールカマーなど重賞2勝を挙げたヴェルデグリーンが半兄にいる。
ウメノファイバーはグリューネグリーンの所属する相沢厩舎にとって初のG1制覇となった馬。
その血を引くこの馬は、相沢厩舎にとって特別な存在となっている。
2022年10月にデビューし2戦目の未勝利戦で初勝利を挙げると、続く京都2歳Sでは逃げ切り重賞初制覇を飾った。
この時の2着馬がホープフルステークス2着のトップナイフだったことを考えれば、決して実力でも見劣りはしない。
ホープフルステークス、弥生賞ディープインパクト記念、皐月賞と掲示板を外しているが、展開次第では逆転の目も出てくる。
グリューネグリーンの半兄であるヴェルデグリーンは放牧中に病気により予後不良となってしまった。
そんな兄に代わり、G1の栄冠を相沢厩舎に届けられるか注目したい。
祖母にオークス馬ウメノファイバーがいることから、皐月賞より東京芝2400mの舞台が合っているはずで、ダービーという大舞台での巻き返しに全力を注ぐ。