ナイスネイチャが35歳で死亡。最後は故郷の渡辺牧場で余生を過ごしバースデードネーションで話題に

有馬記念を3年連続で3着に入り多くのファンの心を掴んだナイスネイチャが、2023年5月30日に死亡しました。
人間では100歳以上に相当するとされる35歳で存命中のJRA重賞勝ち馬の中では最高齢でした。
本馬は体調を崩してから、スタッフによる懸命な治療が続けられていましたが、5月30日には放牧地に倒れてしまい、鎮静剤と麻酔による安楽死処置がとられました。
現役引退後には種牡馬となり、その後は功労馬として故郷の渡辺牧場で余生を過ごしていました。
そして最近では「ウマ娘 プリティーダービー」のキャラクターとしても人気を集め、認定NPO法人引退馬協会の「広報部長」としても活躍しました。
特に2017年からは4月16日の誕生日に「バースデー・ドネーション」として引退馬支援の寄付を募り、多くの寄付金が集まりました。
2023年の今年は7,402万2066円を集めており、これらが引退馬のための資金として活用されてきました。
現役時代、そして功労馬としても多くの人々に愛されたナイスネイチャ。
その馬生は唯一無二のものでした。