宝塚記念の登録馬が確定!豪華メンバーがグランプリに挑む【宝塚記念2023】

2023年6月25日に開催される第64回宝塚記念。
その登録馬20頭が発表されました。
メンバーを見てみるとかなり豪華で、グランプリにふさわしい戦いとなりそうです。
今回はそんな宝塚記念についてファン投票の結果や、レースの展望について見ていこうと思います。
宝塚記念ファン投票1位はやはり
まずはファン投票の結果について見ていきましょう。
1位となったのはイクイノックスでその票数は216,379票でした。
2位のタイトルホルダーは165,067票でしたので、5万票以上の差をつけての1位となりました。
イクイノックスは昨年に天皇賞(秋)と有馬記念を制して年度代表馬に選出されると
今年もドバイシーマクラシックで2着に3馬身差以上をつけて快勝しました。
その圧倒的なパフォーマンスから、ロンジン ワールドベストレースホースランキングでは
現在も世界1位をキープしています。
現役最強馬として宝塚記念に挑む今回は、負けられない一戦となりそうです。
2位のタイトルホルダーは前走の天皇賞(春)でまさかの競走中止となり、
その後は大きなケガなどは見つからなかったものの、
大事を取って今回の宝塚記念の出走は回避することとなりました。
タイトルホルダーは昨年の宝塚記念の覇者で、
阪神競馬場ではこれまで3戦3勝と抜群の相性を誇っています。
そのためこの回避は非常に残念ではありますが、
馬の状態を最優先にすることを考えれば仕方ありませんね。
ただ、今年はファン投票上位の馬が比較的多く出走を決めています。
タイトルホルダーの他、4位のジャックドール、
8位のリバティアイランド、9位のドウデュースは出走しませんが
上位10頭の内、それ以外の6頭は現在のところ出走を予定しています。
やはりファン投票によって出走馬が選ばれる宝塚記念ですから、
そのファン投票上位の馬たちが出走するというのは嬉しいですね。
宝塚記念はフルゲート18頭のうち、10頭はファン投票上位の馬が選出されます。
10位より後の馬としては、19位のドゥラエレーデ、31位のダノンザキッド、
39位のカラテ、42位のライラックまでが上位10頭となります。
ライラックは重賞ではG3のフェアリーステークスを制しただけですが、
エリザベス女王杯で2着に入ったことがファン投票で上位となった理由のようです。
宝塚記念の賞金順での出走馬
そして残りの8頭については賞金順で決まります。
トップはボッケリーニの1億9150万円で、次いでジオグリフの1億7800万円、
ユニコーンライオンの1億4750万円と続きます。
そして現在のところウインマイティーとプラダリアが除外対象となっています。
ウインマイティーは6月18日のマーメイドステークスにも登録しており、
宝塚記念が除外対象となったことでそちらに出走となりそうです。
ちなみにこの賞金上位組で言えば、ボッケリーニはファン投票48位でした。
前走の鳴尾記念を強い競馬で勝利しましたが、
この日がファン投票締め切りの前日だったため、そこまで票が伸ばせなかった様です。
また、賞金順2位のジオグリフは昨年に皐月賞を制している馬ですが、
近走が冴えないことやダート路線に目を向けていたこともあってか46位にとどまっています。
それでもクラシック馬がG3・1勝のライラックにファン投票で敗れるというのは意外でした。
こうした低評価を裏切る活躍を期待したいところです。
その他の出走馬ではブレークアップが43位、ウインマイティーが45位、モズベッロが57位、
ユニコーンライオンが53位、スルーセブンシーズが60位、プラダリアが65位、ミクソロジーが86位
ブローザホーンが100位圏外となっています。
こうして見るとウインマイティーは
もう少しでファン投票により出走ができそうだったということが分かります。
票数で言えば42位のライラックとは1025票差で、
ファン投票をすることの大切さが伝わってきますね。
宝塚記念ファン投票の結果あれこれ
他にファン投票で面白いところで言うと、
6位のディープボンドが、
G1馬が並ぶ上位の中で唯一G1未勝利馬としてランクインしていることが挙げられます。
調べたところ上位20位までのうちG1未勝利馬はディープボンドのみですので、
いかに彼がファンから愛されているのかが分かります。
また、他にはオークスで衝撃的なレースを見せたものの、
秋華賞に向けて放牧が有力視されていたリバティアイランドや
ダート馬のレモンポップが23位、障害で花開いたニシノデイジーが56位と、
出走がほぼ見込めないものの投票で上位に来ている馬もいました。
出走の可能性が低いことは十分承知の上でも、
ファンが投票をしたくなる魅力があるということでしょうね。
その他にはアイドル的人気が強い馬で言うとソダシが13位、
メロディーレーンが30位、メイケイエールが35位にランクインしていました。
また100位までにランクインした中での最年長馬は9歳のシロニイでした。
そして続く8歳馬には40位のアフリカンゴールド、
50位のマイネルファンロン、82位のサンレイポケットがいます。
年齢を重ねてもこうして多くのファンが応援してくれているというのは
陣営にとっても嬉しいでしょうね。
このようにファン投票を見ているだけでも時間が過ぎていくのですが、
肝心のレースはどのようになりそうなのでしょうか。
宝塚記念のレース展望
まず大本命として君臨するのはイクイノックスです。

イクイノックスはこれまで7戦5勝2着2回とほぼ完璧な成績を残しており、
ここでも大崩れはしないはずです。
懸念点としては初めての競馬場、そして初めての距離という点があげられますが、
その能力や海外でも即座に結果を出したことを考えれば問題はないはずです。
最大のライバルと目されていたタイトルホルダーが回避したことにより
チャンスは更に広がっています。
イクイノックスにとってはまさに負けられない一戦となりそうです。
そんなイクイノックスに挑む馬の中ではディープボンドに期待したいところです。
昨年の宝塚記念も、今年の出走予定馬の中でトップの4着に入っており
この舞台との相性は悪くありません。
前走の天皇賞(春)では3年連続2着という悔しい思いをしたディープボンドが、
この宝塚記念で悲願のG1制覇となることを願いたいですね。
そして前走でこのディープボンドを差し切ったジャスティンパレスも侮れません。
昨年のクラシックでは皐月賞9着、ダービー9着、菊花賞3着と勝つことはできませんでしたが
今年になり阪神大賞典、天皇賞(春)と連勝し成長している様子が伺えます。
2200mという距離も昨年の神戸新聞杯で経験し、勝利しているため問題はありません。
有馬記念ではイクイノックスに1.1秒差の7着に敗れていますが、
そこからのリベンジに期待します。
さらに人気の一角となりそうなジェラルディーナにも注目が必要です。
ジェラルディーナはオープン入りをしてから勝利した2鞍が両方ともに芝2200mで、
かなり得意としている距離だと言えます。
特に今回と同じ舞台のエリザベス女王杯を制しているというのは大きな魅力です。
昨年の有馬記念でも出遅れながら3着に入っており、
まともなら得意の舞台で逆転してもおかしくありません。
ここ2走は着外となっていますが、戦績を見る限りでは2000mは少し距離が短い印象を受けます。
2200mというベストの距離となる宝塚記念でのG1・2勝目を期待できます。
他にも凱旋門賞に登録しているスルーセブンシーズや、前走勝利し勢いに乗るボッケリーニ、
皐月賞以来の勝利を目指すジオグリフなど今年も良いメンバーが揃いました。
果たして今年のグランプリレースを制するのはどの馬なのでしょうか。
考えるだけで今からワクワクしてきますね。