国内最高齢の現役馬「ヒカルアヤノヒメ」記録更新間近で全国区の人気になる!?

国内最高齢現役馬ヒカルアヤノヒメ

あなたは日本で一番高齢の競走馬をご存知ですか?

一般的に競走馬は6歳、7歳となると引退を見据える年齢になります。

中にはオジュウチョウサンのように10歳を超えても活躍する馬もいますが
多くの場合は8歳までには競走成績が落ち込み、引退を迎えます。

そうした中、地方競馬にはかなりの高齢でも現役の競走馬として走る馬がいます。
それも2022年9月下旬に走れば、これまでの国内最高齢記録を超えるところまできているのです。

今回はそんな現役国内最高齢の競走馬について見ていこうと思います。

国内最高齢の競走馬ヒカルアヤノヒメ

現在日本における最高齢の現役競走馬は、ヒカルアヤノヒメという馬です。

名古屋競馬で走っている馬で、2004年に生まれました。

つまり2022年時点で18歳となります。

同世代の馬としてはウオッカやダイワスカーレットなどがおり、
人間の年齢にすれば還暦を超えている計算になります。

そのような世代の馬が現在も現役を続けているのはすごいとしか言いようがありません。

一体どうしてこのような年齢まで走り続けることができているのでしょうか。

まずは簡単にヒカルアヤノヒメの血統やこれまでの経歴について見ていきましょう。

ヒカルアヤノヒメは2004年4月10日に
父メイショウオウドウ、母ゴールデンタッソーという血統で生まれました。

父のメイショウオウドウは現役時代、産経大阪杯や鳴尾記念などを制した馬で
セイウンスカイやスペシャルウィークなどと同じ世代で活躍しました。

現役引退後は種牡馬入りをし、関越ステークスを制したメイショウシャフトなどを輩出しました。
種牡馬引退後は功労馬として余生を過ごし、2021年に26歳で亡くなっています。

そんなメイショウオウドウを父に持つヒカルアヤノヒメは当初中央競馬に所属し、
2歳の秋に東京競馬場でデビューをします。

その後6戦するものの勝ち上がることができず、名古屋競馬場へと移籍します。

そこで5戦2勝という成績を残すと、4歳10月に大井競馬へと移籍し
5歳となった2009年8月に再び名古屋競馬場へと移籍しました。

そこからコンスタントに名古屋競馬場で走り続け、現在に至ります。

通算成績は、2022年9月12日終了時点で308戦14勝。
獲得賞金額は998万円となっています。

18歳まで走っている割には賞金額は少なめですが、
18歳となってからもすでに8戦をしており、非常に丈夫な馬であることが分かります。

とはいえ最近の成績は厳しく、最後に掲示板に入ったのは20戦前の2021年の6月にまでさかのぼります。

この状態で一体なぜヒカルアヤノヒメは走り続けるのでしょうか。

オーナーの想いが詰まったヒカルアヤノヒメ

ヒカルアヤノヒメの現在のオーナーは三原公子さんという方です。

もともとは彼女のお父さんが馬主だったのですが亡くなってしまい、お母さんが引き継ぎました。

しかしそのお母さんも昨年に亡くなってしまったことから、現在は公子さんが引き継いだそうです。

こうして馬主の方が亡くなって代替わりしていくというのも、16年も競走馬を続けているからこその出来事ですね。

今も元気に走るヒカルアヤノヒメですが、現状2015年から7年に渡って勝利がありません。

またコンスタントに出走をしていると言っても、掲示板に入れない状況では
月に2回出走しないと、預託料分の出走手当を稼ぐことはできません。

2022年は9月12日時点で8戦となると、預託料分マイナスとなっているようです。

それでも走らせ続けるのは、多くの方が応援をしてくれているからだそうです。

特に現役最高齢になってからは「名古屋の至宝」と言う方も現れており、
ヒカルアヤノヒメには多くのファンがついています。

また、すでに18歳という年齢ですし血統面や競走成績からも繁殖にあげることはほぼ考えられません。

今から乗馬としても訓練から始めると考えると厳しいでしょう。

そのようなことを考えると、現役で走っている方が馬にとっては幸せなのかもしれません。

オーナーの公子さんも「調教師の先生がまだ大丈夫と言ううちは
どんなにお金がかかっても走らせてあげたい」と語っています。

国内最高齢出走記録まであとわずか

現在国内の最高出走記録を持つ馬はクラベストダンサーという馬です。

こちらは18歳5ヶ月という記録です。

ヒカルアヤノヒメが2022年9月22日以降に出走をすれば、最高齢記録を更新することになります。

ちなみに最高齢勝利記録は16歳5ヶ月のため、
もし今後ヒカルアヤノヒメが勝利すればその記録を大幅に超えることとなります。

最近では下位の着順が増えているため1着をとることは厳しいかもしれませんが
調教師の方も「うまく編成がかみあえば面白い」と言っており
チャンスはゼロではないようです。

ぜひ最高齢出走記録、そして最高齢勝利記録を塗り替えて欲しいものですね。

18歳まで現役を続けていることで、最近では多くの出来事が起きています。

例えば2022年1月には18歳のヒカルアヤノヒメに、17歳の新人ジョッキーが騎乗したこともあり、
馬の方が高齢という珍しい出来事もありました。

さらにもうすぐ記録を塗り替えそうということは徐々に話題となってきており、
8月には名古屋競馬場で蟹江署の一日警察馬を務めました。

「そんなウマい話、ある!?」という詐欺撲滅のポスターにも登場するなど
その活躍は競馬界だけにとどまりません。

このまま人気が高まっていき、かつてのハルウララのように地方競馬のアイドルとなれるかに注目が集まります。

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