「UMACAスマート」開始!ついにUMACAでインターネット投票が可能に!最強に便利になる

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JRAでは最近UMACAというキャッシュレス投票システムを推しています。

このUMACAはキャッシュレスで馬券を購入することができ、
本人確認も年齢だけのため何かと便利なのですが、
これまでインターネット投票に対応していないのが難点でした。

現在の即PAT投票は銀行口座と紐づいており、
さらに本名や住所などを登録する必要があります。

そのため税金問題も含め、色々と面倒なことが多くありました。

そうしたことを解消するため、
可能であればUMACAを利用してのインターネット投票が待ち望まれていました。

そのような中、ついにJRAはUMACAによりインターネット投票を行える様になることを発表しました。

今回はその新しい投票スタイルについて見ていきたいと思います。

UMACAスマートが始まる

UMACAスマートが始まる

UMACAを使ったインターネット投票の名前はUMACAスマートと言います。

これはUMACAの残高があれば、スマートフォンを使って馬券を購入することができるサービスです。

つまり即PATが銀行口座と紐付ける様に、
UMACAの残高と紐づけることでインターネット投票ができるようになります。

そのためまずはUMACAの登録を競馬場やウインズで行う必要があります。

そこが少し面倒なのですが、登録は無料ですし
一度行えば更新などの手間はありません。

このUMACAスマートの開始は2023年11月11日の競馬開催からとなっています。

UMACAスマートではJRAの通常の馬券だけでなくWIN5や海外馬券も購入できるほか、
照会メニューで過去のUMACAでの購入履歴や入出金履歴を確認することができます。

また通常のUMACA投票と同じく、馬券を購入した際
100円につき0.5円のポイントがつきます。

入出金だけが競馬場やウインズに設置されているUMACAの入出金機で行う点が面倒ですが
一度入金をすれば、残高が100円未満にならない限り毎週そのまま馬券を購入することができます。

即PATのように毎週入出金ページから入出金手続きを行わなくて良いのもメリットですね。

このように、UMACAさえ持っていればほぼ即PATの上位互換と言えるのがUMACAスマートです。

そのため、今後は即PATよりもUMACAスマートを利用する人が多くなってくると考えられます。

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JRAがUMACAスマートを実施する理由

JRAがUMACAスマートを実施する理由

なぜJRAはこうして自社の即PATと競合するようなサービスを開始するのでしょうか。

それはUMACAスマートを使ってもらった方がJRAにとって利益になるからです。

銀行口座の入金は、即PATの場合3回目になると15円の手数料がかかります。

このことから分かるように、おそらく銀行とJRAとの間では
お金のやりとりの際に手数料が発生しています。

実際銀行口座を見てみるとJRAとの入出金記録があり、
1回目や2回目はユーザーに手数料負担がないことを考えると、
JRA側がその分の手数料を銀行に支払っているものと推測できます。

どのような契約になっているかは分かりませんが、
例えばその手数料が100円だった場合で計算してみましょう。

即パットのユーザーは500万人を超えており、そのうちの100万人が入出金をすれば
それだけで1億円の経費がJRAにかかります。

そして2023年の競馬開催日は全部で105日ありますから
単純計算で105億円になります。

何度も入出金をする人がいたり、アクティブなユーザーが多ければ
この手数料は更に膨らみます。

一方でUMACAと連携すれば、UMACA自身JRAのシステムですから
他社に手数料を支払う必要がなくなります。

そのためもし即パット会員が全てUMACAスマートに流れれば
先程の計算では年間で100億円前後の経費が浮くことになるのです。

これは非常に大きいことで、
経費が受けばその分は利益となり国庫に収められたり、
より競馬開催を魅力的にするために使われることとなります。

また、以前に他の動画でもご紹介しましたが
JRAがUMACAを利用してもらうことによるメリットは他にもあります。

その1つが多額のお金の運用です。

出金がされない限り、
ユーザーがUMACAに入金したお金はJRAが保有していることになります。

ユーザーは銀行に預金しているのと同じ状態と言えます。

そのためJRAは銀行と同じ様に、そのお金を運用し増やすことが可能になります。

また、ユーザーが5年間入出金や投票をしなければUMACAは自動解約となり、
残高は全てJRAのものとなります。

もちろんそうしたユーザーはわずかでしょうが、
自動解約により権利を失った残高は全てJRAの収入となります。

細かい金額ではありますが積み重ねると年間数億円にはなっていくはずです。

他にも投票機の初期費用やメンテナンスコストでの利点もあります。

現金を扱う投票機の場合、偽札かどうかの判定システムや
強盗により奪われないためのセキュリティ強化などが必要となります。

そのためこの投票機はかなりお金がかかっています。

それを1つの競馬場やウインズに数百台置いた場合、
そのコストは大変なものとなります。

一方でUMACA投票機であれば現金のやりとりがないため
そうしたコストを格段に安く抑えることができます。

このようなことを考えると、
UMACAが広まることはJRAにとっては良いことづくめなのです。

そのためUMACA会員専用のスポットを用意したり、
今回のようなインターネット投票もできるなど
様々なユーザーへのメリットを提供することにより会員を増やそうとしているのが現状です。

もちろんユーザー側にとっても先程ご紹介したようなメリットが多くあります。

5年間も利用期間が開かなければ問題ありませんし、
最初に入金をし、それを1日の予算としておけば競馬を節度ある形で楽しむことができます。

ただ、競馬を継続的に楽しむならUMACAを利用するのが、
全員にとっては良いこととなりそうです。

今後のUMACAの展開は?

今後のUMACAの展開は?

このようにユーザーにとってもJRAにとっても大きなメリットがあるUMACAですが、
今後どのように発展していくのでしょうか。

考えられるのが競馬場でのUMACA決済です。

競馬場の指定席の購入や、
売店でのグッズ、飲食の購入などにUMACAを利用することができるようになると考えられます。

また、地方競馬との連携も考えられます。

現状地方競馬ではUMACAのようなキャッシュレスで馬券を購入する仕組みがありません。

そのため競馬場での馬券購入機はコストの高い現金取扱いのもののみです。

いくら地方競馬の馬券売上が好調とはいえ、
こうした高コストなものを減らすことができれば減らしたいはずです。

そのためJRAと連携してUMACAで購入できる仕組みを取り入れることとなるかもしれません。

JRAとしてもUMACA会員が増えることにつながるので、利点は大きいはずです。

他にも現状カードでしか使えないUMACのスマートフォンアプリ化も考えられます。

UMACAは便利ですが、現状カードタイプしかありません。

これがモバイルSuicaのように、スマートフォンアプリでも使えれば
競馬場にスマートフォンだけ持っていけば1日楽しむことができるようになります。

またポイント還元率を増やして更に会員数を上げていくことも考えられます。

実際、UMACAスマートが開始する11月11日から年末の12月28日まで
UMACAポイントの還元率は通常の0.5%から倍の1%になります。

こうして現金や即PATを使う意味をなくしていくことにより
UMACAはどんどん発展していくこととなりそうです。

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