ハンデ戦って何?なぜ荒れやすいの?ハンデ戦の決め方と予想のポイント

ハンデ戦って何?荒れる理由と予想のポイント

競馬のレースを見ていると「ハンデ戦」と記載されているものがありますよね。

なんとなく馬によって負担重量が違うということはわかりますが、具体的にはよくわからないという方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、ハンデ戦とは何か、その決め方や種類、特徴などをご紹介していきます。

ハンデ戦とは

まずはハンデ戦とは何かをご紹介します。

競馬におけるハンデ戦とは簡単に言うと「全ての馬が1着になるよう、馬ごとに斤量を変える戦い」のことを指します。

例えば弱い馬は50kg、強い馬は60kgとすることでゴールに到達する瞬間が同じになるようにする戦いです。

誰がハンデを決めるの?

では、その斤量を決めるのは誰なのかというと、中央競馬(JRA)ではハンディキャッパーと呼ばれる人たちがそれに当たります。

彼らの正式な役職名は「公正室ハンデキャップ役」で、これまでのレース結果から独自にハンデキャップを決めることを職務としています。

この決め方は公開されておらず、明確ではありませんが基本的には過去の実績や獲得賞金額などから算出されているようです。

例えば過去に重賞で良い成績を残した馬が条件戦に出てくると斤量が重くなる傾向にあります。

また、このハンデキャップは下限が48kgと決められています。

上限は決められていないのですが、馬への負担なども考えて基本的には60kgまでと考えられています。

ただし過去には1952年にハタカゼという馬が75kgという負担重量を背負ったことがあり、圧倒的に実力差があるようなレースではかなりの斤量を背負う馬も出てきます。

ハンデ戦の種類

日本の競馬では数多くのハンデ戦が施行されていて、年間で約200競走が開催されています。

そのうち27競走は重賞レースとなっており、内訳は24レースがG3、3レースがG2となっています。

海外だとハンデ戦のG1もあるのですが、日本ではありません。

また、そのほとんどが芝でのレースでダート重賞でのハンデ戦はマーチステークスとシリウスステークスの2競走しかありません。

さらに牝馬限定のハンデ重賞は愛知杯、中山牝馬ステークス、マーメイドステークス、ターコイズステークスの4競走となります。

ハンデが決められるまでの流れ

ハンデ競走は全て特別競走として開催されています。

そのため、ハンデ戦に出走させようとする場合には、調教師がレース前週に特別登録というものをします。

そして特別登録をしてきた馬達を見て、ハンデキャッパーがハンデを決めていきます。

一般的にはまずいちばん大きい負担重量の馬を決めて、そこから順次特別登録をしている馬の負担重量を決めていくと言われています。

その負担重量が発表されるのは、レースが開催される週の月曜日です。

この負担重量の発表を見て、調教師は木曜日の最終登録へと望みます。

ハンデ戦の出走順位

ハンデ戦では、負担重量が重い上位3頭に優先出走権が与えられます。

その他は、通常のレース出走決定順となります。

負担重量の重い馬が出走する理由

ハンデ戦を見て思うのが、なぜトップハンデの馬など負担重量の重い馬が出走するのかということです。

わざわざ不利な戦いに挑もうとするのにはもちろんいくつかの理由があります。

1つ目は、負担重量が重くても勝てるという勝算です。

ハンデ戦でトップハンデを背負うということは、その馬が一番実績や実力のある馬だということです。

そのため他の馬は実績や実力の劣る馬たちばかりです。

もし馬体重が500kgを超えるなどの大型馬であれば、1kg程度の負担重量が増えても馬体重比で言えばそこまで大きなものになりません。

そうした要素を踏まえ、総合的な判断をし勝てると踏んだからこそトップハンデでも出走を決めたと考えられます。

2つ目は他の適したレースがないケースも考えられます。

上位のクラスになればなるほど、開催される競走は少なくなってきます。

そのため馬に適した馬場や距離がそのレースしかないというケースもあります。

また、ダート短距離の3勝クラスやオープンでは出馬登録をしても除外となるケースが多く見られます。

しかしハンデ戦では負担重量の上位3頭であれば優先出走権があるので、確実に出走することができます。

そうしたことから、本来は不利なので出たくはないものの他に出られるレースもないので出走するというケースがあります。

このような理由から、トップハンデなど負担重量が重い馬でも出走へと踏み切るのです。

なぜハンデ戦は荒れやすい?

一般的にハンデ戦は別定戦と比較して荒れやすいと言われています。

その理由は、ハンデ戦の目的である「全ての馬が1着になるように負担重量を変えている」ことです。

別定戦であれば、明らかに実力や調子の劣る馬を消すことができますが、ハンデ戦ではどの馬が来てもおかしくはありません。

そのため賭ける人たちの予想が割れますし、人気のない馬が上位に来ることもよく見られます。

通常のレースより難解な予想となりますが、だからこそ的中した時には喜びも大きいのがハンデ戦の魅力と言えるでしょう。

ハンデ戦の予想のポイント

ハンデ戦は上述の通り、どの馬も勝つ可能性があるため予想が難しいレースとなります。

そうした中でも的中をさせるためのポイントは、ハンデキャッパーのミスをつくということです。

ハンデキャッパーは過去の実績や賞金額などからハンデを決めます。

しかし人が行うことですから、ミスも起こります。

本来の実力以上に負担重量を重くしてしまったり、本来はもっと実力があるのに負担重量を軽くしすぎてしまったりすることもあります。

そうした本来の実力とハンデのギャップを見抜くことで、上位に来る馬を見つけることが可能になります。

つまりハンデ戦とは、ハンデキャッパーとの戦いでもあるのです。