テオ・バシュロってどんな騎手?経歴や騎乗スタイルなどを調査。フランスではルメール騎手以上の成績

バシュロ騎手の実力は?

2023年1月3日から、フランスのテオ・バシュロ騎手が短期免許を取得し来日しています。

初日から早速3勝をあげるなど活躍を見せていますが、一体どんな騎手なのでしょうか。

今回はフランスでの評価や彼の経歴、日本での期待などを調べましたのでご紹介します。

ルメール騎手を上回る成績をフランスで叩き出す

ルメール騎手を上回る成績のテオ・バシュロ騎手

まずは簡単に経歴を見ていきましょう。

テオ・バシュロ騎手はフランスで活躍しているジョッキーです。

1992年9月22日にフランスで生まれました。

17歳となった2009年にフランス騎手免許を取得すると、徐々に結果を出し2017年には117勝をあげます。

また、2021年には162勝をあげてフランスリーディング3位に入っています。

G1では2019年にクリテリウムドサンクルーをマクファンシーに騎乗して勝利しています。

そして2022年には1000勝を達成し、年間でも5位となりました。

フランスリーディングの上位をキープしており、今のフランス競馬において最も勢いのある騎手の一人だと言われています。

2022年には日本でワールドオールスタージョッキーズにも出場し、外国人騎手の中では最高の4位となりました。

2022年のフランス競馬でのリーディング上位を見てみると、
1位がギュイヨン騎手、2位がスミヨン騎手、3位がバルザローナ騎手、4位がクリスチャン・デムーロ騎手となっており、
これらのビッグネームに次ぐ騎手と考えればかなり良い騎手であることが分かります。

ちなみに日本で大活躍をしているクリストフ・ルメール騎手は年間で101勝、リーディング5位がフランスでの最高記録となっています。

バシュロ騎手は最高162勝、リーディング3位ということを考えれば、彼がいかにすごいかが分かります。

身元引受調教師が田中博康師、契約馬主が吉田勝己氏であることからも、
今後はノーザンファーム系の馬に積極的に乗ることとなりそうです。

実際、今年の初勝利を田中博康厩舎の馬であげた後は、ノーザンファームと深いつながりのあるシルクレーシングの
アヴニールドブリエに騎乗し勝利しています。

今後はルメール騎手らとともに、重賞レースでノーザンファーム系の馬に騎乗する機会が増えていきそうです。

ではそんなバシュロ騎手の、フランスでの評判はどうなのでしょうか。

バシュロ騎手はどんな個性を持っている?

バシュロ騎手はどんな騎手?

フランスの競馬ニュースサイトの記事を漁り、バシュロ騎手がどのような人物なのかを探ってみました。

するとエクイディアというメディアに、1000勝を達成した時のインタビューが掲載されていました。

そこでは2022年のジャパンカップに挑戦したシムカミルの調教師であるステファン・ワッテル師に対し、
今の自分を育ててくれたという感謝の言葉を述べ、
さらに持論として「怠けずにこれからもプロフェッショナルとしての努力をしなくてはいけない」と語っていました。

こうした発言からバシュロ騎手は実直な性格の人物だと感じ取れます。

ここで名前のあがったステファン・ラッテル調教師はフランスではそれほど有名な方ではなく、
1964年生まれの58歳ですが、調べた限りでは一度もG1を勝利していません。

2019年下半期から2022年末まででG2を1勝、G3を6勝していますが
その内の4勝をバシュロ騎手が乗って勝利しています。

そのような比較的マイナーな厩舎を運営する調教師とタッグを組み、強い信頼関係で結ばれているというのは
海外のリーディング上位騎手としては珍しいものがあります。

もしかすると今回の日本への挑戦は、昨年シムカミルで来日したワッテル調教師のススメもあったのかもしれません。

また、フランスの競馬サイトを色々見ていくと
「まだその才能が十分に認知されていない、最高レベルの騎手」
「まるでマシンのように正確に1着になる」
このようなコメントが度々あり、フランスのファンも技術の高さを評価しているようでした。

そして日本での騎乗を見ると、バシュロ騎手は激しく追って馬を動かすタイプのジョッキーに見えます。

日本で勝利をあげたプレミアペガサスでも、その豪腕を見せて差し切りました。

内のスキマを見つけて伸びていく姿は騎乗技術の高さも証明していました。

普通であれば届かないと諦めるような場面でも、最後まで必死に追う姿から真面目さが伝わってきます。

こうした性格は日本でも好かれるはずで、今後かなり多くの騎乗依頼を受けるものと思われます。

また、ペースを読むのが非常にうまく展開に適した位置取りをとっています。

ワールドオールスタージョッキーズでも4戦目で勝利をあげたように、
日本の競馬にすぐに順応しそうな点も見逃せません。

通年免許の取得もあり得る?

通年免許の取得もありえる?

バシュロ騎手は初日に3勝した際のインタビューで「日本で騎乗するのは夢でした」と語っています。

日本の短期免許は非常にハードルが高く、基本的に各国のリーディング上位でないと取得することができません。

またファンが非常に熱いことでも有名で、G1に騎乗した際の歓声に多くの外国人騎手が驚くと言います。

そしてサウジアラビアやドバイだけでなくヨーロッパや米国でも結果を出す日本馬により
日本競馬の質の高さも世界中で知られています。

そのためバシュロ騎手の「夢でした」というのもウソではないでしょう。

実際、彼がフランスのメディアに「なぜ日本へ行くのか?」と聞かれた時
「前から行きたいと思っていた」「今回ようやく行くための条件をクリアできた」
「香港へ行く選択肢もあったが日本を選んだ」と語っており、日本で騎乗することは目標の1つだったようです。

そうしたことを考えると、将来的には通年免許の取得まで考えていくことも有り得そうです。

フランスから通年免許を獲得した騎手としてはクリストフ・ルメール騎手がいます。

フランスでの活動時期が被ったのは、バシュロ騎手がデビューした2009年だけですが
既にフランス人が日本で大活躍しているというのも大きな後押しとなります。

また、バシュロ騎手はフランスで確かにリーディング上位をキープしていますが、
G1はまだ1勝と、大レースでの活躍はできていません。

これはタッグを組んでいるステファン・ワッテル調教師の管理馬に
G1の舞台で活躍できるレベルの馬がいないことが理由としてあげられます。

しかし日本ではノーザンファーム代表の吉田勝己氏が契約馬主になっており、
今後重賞・G1の舞台でも有力馬に騎乗する機会が出てくることでしょう。

そうなれば、フランスでグレードの低いレースでの勝利を積み重ねるよりも
ルメール騎手のように日本でG1レースで活躍をしたいという想いに傾く可能性も十分考えられます。

そうしたことを考慮すると、実は最近来日してきた騎手の中では最も日本で通年免許を取得する可能性の高い騎手と言えるのかもしれません。

そのような意味でも、今のうちからバシュロ騎手の特徴を掴んでおきたいところですね。

最近はイーガン騎手、ムルザバエフ騎手など新しい外国人ジョッキーが次々と結果を残しています。

バシュロ騎手もこれに続く活躍を見せることを期待したいですね。

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