福永騎手のラストG1!フェブラリーSのオーヴェルニュに競馬の神様が降りてくるか

福永祐一騎手ついにラストG1!奇跡が起きそう

福永祐一騎手の引退がいよいよ近づいてきました。

2月19日のフェブラリーステークスが最後のG1騎乗となります。

今年はかなりの混戦と見られており、どの馬にも勝つチャンスはありそうです。

そうした中で、福永騎手はこのG1を勝利することができるでしょうか。

今回はその勝算と、過去に名ジョッキーが引退する際に起こしてきた奇跡について見ていこうと思います。

フェブラリーステークスで福永騎手は勝てるのか

フェブラリーSで福永騎手は勝つ?

福永祐一騎手はフェブラリーステークスでオーヴェルニュに騎乗する予定です。

もともとはカフェファラオに騎乗する予定でしたが、
カフェファラオがサウジカップへと参戦することとなったため
こちらのオーヴェルニュへと騎乗することになりました。

このオーヴェルニュは過去にG3平安ステークスとG2東海ステークスに勝利していますが、
2021年5月以来勝ち星はありません。

前走の東海ステークスでも8着に敗れており、状態面が不安視されています。

戦績だけを見ればピークを過ぎてしまったのかと思われる状況なのです。

そのような馬と最後のG1に挑む福永騎手ですが、
これまでにもこのコンビは3回走っています。

その時には平安ステークスを勝利しており、3戦1勝と悪くない成績を残しています。

そのため相性は悪くないと見られ、福永騎手がオーヴェルニュをG1勝利に導くことができるかに期待が集まります。

ただ、2021年に東海ステークスを勝って挑んだフェブラリーステークスでは13着に敗れており
コースの相性という部分では微妙です。

オーヴェルニュの状態面とコース相性という点から見れば、かなり厳しいと言えるのです。

それでも今年のフェブラリーステークスは先程ご紹介したように、
本命と見られていたカフェファラオなどが回避しているため
例年と比較すると比較的戦いやすいメンバーです。

そこに福永騎手の騎乗が加わることで、一発逆転を狙ってもらいたいと思います。

では、今年のフェブラリーステークスの有力馬はどうなのでしょうか。

今年のフェブラリーステークスで最も手強いのはレモンポップです。

これまで10戦7勝2着3回とほぼ完璧な成績を残しています。

前走のG3根岸ステークスでもギルデッドミラー相手に快勝し、まさに勢いに乗る一頭です。

1600mという距離もこなせるため、福永騎手とオーヴェルニュにとっては最大のライバルと言えそうです。

また、今年は初めて海外馬がフェブラリーステークスに参戦を予定しています。

カナダのシャールズスパイトという馬で、昨年にはブリーダーズカップ マイルで2着に入っている実績馬です。

フェブラリーステークスはスタート地点が芝ということもあり、スピードを活かした競馬を見せそうです。

この馬がどのような走りを見せるかによって展開は変わってくるかもしれません。

このように、たしかに相手は強いですが海外馬などの不確定要素があることで、
これまで数々の実績を残してきた福永騎手の腕が活きる展開となりそうです。

福永騎手は過去にフェブラリーステークスをメイショウボーラーとカフェファラオで2勝しており
今回勝てば3勝目となります。

オーヴェルニュの近走を考えればそこまで人気にはならないはずなので、
少し買ってみても良いかもしれませんね。

実際、これまで名ジョッキーと呼ばれた人物の引退時には
奇跡とも思える出来事が起きていました。

例えば「ミッキー」の愛称で親しまれていた松永幹夫騎手が引退する際には
その最終日の騎乗が大きな話題を呼びました。

G3阪急杯で最後を迎える松永騎手は、11番人気のブルーショットガンに騎乗していました。

ブルーショットガンは前走のシルクロードステークスで13着に敗れており、
オレハマッテルゼや、ローエングリンといった強敵が揃うここでは
かなり厳しいと見られていました。

しかしレースでは中団から徐々にポジションを押し上げると、
最後には直線で馬と馬の間を割って出て勝利しました。

最終日の重賞制覇、そして続く12Rでも勝利し1400勝を達成したことで
大きな話題となりました。

あまりに出来すぎなため、周囲の騎手が忖度したのではとも言われましたが、
それだけで重賞を勝てるほど甘い世界ではありません。

松永騎手はこのレースの勝利後「競馬の神様が降りてきた」と語っており、
まさに奇跡が起きた瞬間だったのです。

このように、スタージョッキーは最後に「持ってる」と言われるような奇跡的な出来事が起こります。

福永騎手にも競馬の神様が降りてくることを期待したいと思います。

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最後は海外で騎乗

福永祐一騎手の最後は海外での騎乗

福永騎手はフェブラリーステークスがG1最後の騎乗となりますが
その翌週には海外遠征をする予定となっています。

2月25日のサウジカップデーに、
G3のリヤドダートスプリントでリメイクに騎乗する予定となっています。

残念ながらカフェファラオはモレイラ騎手が騎乗する予定となっており、
福永騎手は現在のところサウジカップでの騎乗予定はありません。

そして、JRA開催はサウジカップと同じ25日と翌日の26日が2月最後の開催となります。

そのためフェブラリーステークスが開催される、2月19日が国内最後の騎乗となる予定です。

最後が海外遠征というのも福永祐一騎手らしいと言えそうです。

過去にはシーザリオで日本馬として初の米国G1を制した腕で
最後にもサウジアラビアで勝利を目指してほしいと思います。

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