JRAの全レース無料放送がついに本番開始!テスト配信で見えてきた課題は?

JRA全レース無料配信ついに本番開始

JRAの全レース無料放送が3月25日からついに始まります。

これにより競馬ファンはお金を支払わずとも全レースをリアルタイムに見ることができるようになります。

実はこの無料放送は2月からテスト配信をしてきました。

そのテスト配信から見えてきたレースライブの概要や、課題など
JRAの全レース無料放送について詳しく見ていきたいと思います。

全レース無料放送はどうやって見る?

JRAの無料放送はどうやって見る?

まずはライブ配信の視聴方法です。

いくつか方法はあるのですが、一番簡単な方法をご紹介します。

最初にJRAのホームページへ行き、「出馬表」を押します。

そしてパソコン版の場合は右上、スマートフォン版の場合はページの上に
赤枠で「レースライブ」というボタンがありますので、ここを押します。

すると別の画面が開き、そこでレースのライブ映像が表示されます。

現在のところ、ライブ配信日以外はこのボタンは消えているのでレース当日にご確認ください。

ライブ配信の対象となるのは全レースです。

テスト配信の時は、最初の日が1レースから8レースまで
2週目が1レースから10レースまでと徐々に対象レースを増やしてサーバー負荷などの確認をしていました。

そして3月11日からは全レースを放送し、本番でも問題ないかの最終確認をしているようでした。

では、レース映像はどのような内容が配信されるのでしょうか。

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パドックや実況などはどうなってる?

パドックは実況はやる?

見ている限り、テスト配信においてレース映像および実況はグリーンチャンネルで放映されているものと同一でした。

テスト配信がされる前は実況もつかないのではという話もあったのですが、
実際は実況つきで放映をしてくれています。

やはり実況があった方が、各馬がどのような動きをしているのか分かりやすいため
あってくれてよかったと思います。

ただ、パドックや返し馬といった部分の放映はありません。

あくまでもレース映像のみとなっています。

それではレースとレースの間はどうなっているのかとなりますが、
テスト配信ではこの後発走する各レースの発走時刻についての表示がされていました。

今後この映像が他のものに変わるのかは不明ですが、テスト配信の歳には無音状態でそうした画面が表示がされ続けていました。

この画面を有効活用しないのは少しもったいない気がするため
将来的にはJRAのCMなどが流れる可能性も考えられます。

また、ライブ配信はリアルタイムと比較すると30秒から1分ほど遅れて放映されているようです。

これはライブ配信ではよくあることですので、馬券を購入する際には注意をした方がよさそうです。

まだ大丈夫だと思ったら馬券の発売が締め切られていたということを避けたいですからね。

見られなかった人もいる?

JRAの無料放送を見られなかった人もいる?

Twitterなどでテスト配信を見た人たちの声を見ていると、
「カクついていた」「見られなかった」といった声があがっていました。

私の方で確認した限りではそのようなことはなかったので、
恐らく自宅や外出時の回線状況でそのようなことになったのではないかと思われます。

ライブ配信映像の画質は360pとなっています。

これは640×360という解像度で、あまり高画質ではありません。

しかしそれでもインターネットの回線速度が遅いと、カクついたり配信が止まってしまうこともあります。

他にもこの解像度では画質が悪すぎるという声もあり、
今後JRAがどのようにこの映像の画質問題に対応していくのかは注目ポイントと言えそうです。

地方競馬のライブ配信との差は?

地方競馬とJRAのライブ配信の差は?

JRAに先駆けて地方競馬ではインターネットでのライブ中継を以前から行っていました。

その地方競馬と比較すると、地方競馬では通信回線速度に応じて画質を変更できますが、
JRAは現在のところ画質の変更をすることができません。

また、地方競馬ではパドックや返し馬についても放映がされています。

パドックではほとんどの場合解説などはありませんが、それでも映像が流れるのは嬉しいところです。

こうした映像面や機能面で言えば、JRAのレースライブはまだ向上の余地はありそうです。

ただ有料で放送しているグリーンチャンネルもあるので、そことの折り合いをどのようにつけるかでしょう。

同じインターネットを通じて見るグリーンチャンネルWebでは、
地方競馬と同じ様に画質の変更やパドック、返し馬の放送も行っています。

さらにキャスターの方が進行を務め、レースを一日中楽しく観戦することができます。

そのため機能面ではJRAのホームページ上でも同じようなものを実装することは可能なはずです。

しかしそれをやらないのは、グリーンチャンネルとホームページでの配信で棲み分けをしているからと考えられます。

グリーンチャンネルでは解説やパドック映像などのコンテンツをフルに放送し、
JRAのホームページでは、最低限のレース映像のみを配信するというのは
バランスがとれているといえばとれています。

こうして約1ヶ月のテスト配信を終えて、いよいよ3月25日から本番が始まります。

最初の山場は3月26日に開催されるG1高松宮記念でしょう。

アクセスが急上昇するはずですから、ここでアクセスが止まることなく配信できるかが
今後の運用で重要になってきそうです。
 

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