リバティアイランドに死角アリ!?負けるとしたらコレしかない

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いよいよクラシックシーズンがやってきました。

今年の牝馬クラシック路線ではリバティアイランドの一強だと言われています。

しかしどんな馬にも何かしらの死角があるものです。

そして一強と言われると、馬券的には他の馬に魅力を感じてしまうものです。

そこで今回は、リバティアイランドが桜花賞を負けるとしたらという前提で
考えられる死角や注目すべき馬について見ていこうと思います。

リバティアイランドが負けるパターンは

リバティアイランドが負けるパターンは

リバティアイランドは鋭い差し脚が魅力の馬ですが、
その分スタートに不安が残ります。

昨年7月の新馬戦では、スタートで出遅れてしまいました。

スローな展開だったこともありすぐに中団へとつけることができましたが、
これはハイペースであれば後方に離されて苦戦していた可能性があります。

その後の2戦ではゲートをスムーズに出ていましたが
二の脚が早くないため中団から後方のレースとなります。

そして中団でのレースの場合、2戦目で敗れた時のように前が壁になり
抜け出せない可能性が出てきます。

阪神ジュベナイルフィリーズでは、外枠にいた人気の馬たちが出遅れたことで
外から被されることなくスムーズな競馬ができました。

しかし桜花賞で外枠からスタートを決める実力馬がいれば
被されてしまい前が開かないといった事態が発生する確率が高まります。

圧倒的な一番人気であり、どの馬もマークをする存在ですから
今回は周囲を固められると想定した方が良いはずです。

そうなると再び進路がとれず、実力を発揮できるのは最後の100mだけといったことも考えられます。

鋭い末脚を持ってはいますが、前走の上がり3ハロンのタイムが3位だったことを考えれば
異次元の脚とまでは言えません。

スローペースで周囲を囲まれ、脚を使えない展開だと他の馬が勝つことも十分考えられるのです。

また、他に考えられるのは体調面の問題です。

今回リバティアイランドは阪神ジュベナイルフィリーズから直行で桜花賞へと向かっています。

これは最近のトレンドではありますが、レース間隔が空くため勘が鈍っている可能性が考えられます。

まだリバティアイランドは成長段階で馬体も緩さを見せます。

それでこれだけの結果を出すことができている点がすごいのですが
デビュー時が464キロだったのが阪神ジュベナイルフィリーズでは462キロと減ってしまっている点も気になります。

カイバ食いが細く調整がかなり難しい馬と考えられ
うまく仕上がっているかが心配です。

もし当日の馬体重がかなり減っているようだと、体調面に不安が出てきます。

このようにリバティアイランドが負けるパターンを考えてみると
包まれて脚が使えないパターンと、体調面の問題で実力を発揮できないパターンが考えられます。

逆に言えばこれらがない限りはリバティアイランドの牙城は簡単には揺るぎません。

これまでの実績は断然で、その実力も折り紙つきです。

圧倒的なポテンシャルを武器に楽勝する可能性が最も高いと言えそうです。

それでもこの負けるパターンに賭ける場合にはどのような馬が良いのでしょうか。

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リバティアイランドが負ける場合、来る馬は?

リバティアイランドが負ける場合、来る馬は?

リバティアイランドが負ける場合、台頭してくるのは前に行く馬です。

リバティアイランドが直線で進路をとれずにいる間、先頭に立ち逃げ込みを図る展開です。

そう考えた時に、今回比較的前に行きそうな馬の中で
ポテンシャルを秘めていそうなのはトーセンローリエです。

デビューしてからの2戦は2着に敗れてしまったものの、その後は3連勝でアネモネステークスを勝利しています。

どんな展開でも好位置につけられるレースセンスの光る馬で、
馬群がゴチャゴチャとする展開の場合、このレースセンスの高さが有利に働きます。

また好位置に付けられるという点ではモズメイメイとユリーシャにも注目したいところです。

両馬ともに前走は逃げて勝利しており、
今回どちらが逃げるのかでレース展開は変わってきそうですが、激しい競り合いにならずマイペースで逃げられればチャンスは出てきます。

特にユリーシャはエルフィンステークスを勝っての参戦で
鞍上が松山弘平騎手というと牝馬三冠を制したデアリングタクトと被ります。

レース展開の利を得て強敵の撃破へと挑みます。

また、他のパターンとしては末脚だけの勝負に持ち込むケースも考えられます。

リバティアイランドはこれまでのレースを見ていると徐々に加速をしていくスタイルに見えます。

そのためいわゆるヨーイドンの競馬となった時、足元をすくわれる可能性が出てきます。

これも結局は道中進路がとれず、徐々に加速させていくことができないというケースなのですが
周囲がリバティアイランドをマークする今回、かなりありそうな展開です。

その時に台頭してくるのは前走の阪神ジュベナイルフィリーズで
上がり3ハロンのタイムで1位になったドゥーラです。

前走はチューリップ賞で11着と大敗していますが、
レースを見れば直線で狭いところに入ろうとして挟まれてしまったことが分かります。

もしこのアクシデントがなければもっと上位に行けたはずです。

世代トップクラスの末脚が封じられてしまった前走は度外視すべきで、
この大敗により人気を落としているのであれば狙いたい馬と言えます。

他にはディープインパクト最後の世代の1頭であるライトクオンタムも末脚は一級品のものを持っています。

新馬戦では逃げながらも上がり2位の時計で勝利し、2戦目のシンザン記念では大外一気の末脚で重賞を制しました。

この末脚をうまく使えれば、一発逆転も考えられそうです。

このように色々と考えては来ましたが、リバティアイランドの一強であることは変わりません。

桜花賞でどんなドラマが起こるのか

桜花賞でどんなドラマが起こるのか

今年の牝馬クラシックはリバティアイランドを中心に回ることはほぼ間違いありません。

だからこそ他の馬の陣営はどうやってこのリバティアイランドに勝つのかを考えて行動していくはずです。

果たしてリバティアイランドはそうした周囲からのプレッシャーをはねのけて勝利するのか
それとも他陣営が一強体制を崩すのか。

そういう視点から今回の桜花賞は楽しみたいですね。

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